NewsLetter2015年1月号
NewsLetter2015年1月号

 

お客様 各位

 

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

旧年中は格別のご芳情を賜り誠にありがとうございました。

昨年は時間の経過をかみ締める余裕もないまま、また新しい年を迎えました。

今年は終戦70年の他、NHKがラジオ放送を開始してから90年、山陽新幹線開通から40年、日航ジャンボ墜落事故から30年、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件が起きてから20年、愛知万博開催、中部国際空港の開港から10年、阪神タイガース創設80年・・・。私が知っているだけでも結構節目の年のものが多いですね。

また今年も旧年同様、宜しくご指導賜りますよう、お願い申し上げます。

 

                            宮地会計事務所

                             宮地 昌之

 

今月もまたメルマガおよびNews Letterを配信します。

 

********************************<今月のメルマガ>*******************************

〜目次〜

【ニュース独り言】

■ 2014(平成26)年の世相を振り返って

 

【やさしい税務・会計・経営ニュース】

【1】    事例で学ぶ4コマ劇場

【2中小企業の売上・経常利益の状況(1)

【3】中小企業の売上・経常利益の状況(2)

【4】青色申告承認申請及び特別控除額

【5】課税売上割合に準ずる割合 課税事業者となった課税期間からの適用は?

【6】監査役の業務範囲と登記(平成26年11月30日現在)

【7】登記と登録免許税

【8】相続時精算課税制度と農地等の相続税の納税猶予

【9】10月より社会保険の資格取得時に本人確認が求められています

【10】医療法人での通所リハ開設

 

 

〜新連載コーナー〜

【歴史人物列伝】

第29回〜明智光秀の巻(その2)〜

 

■ 2014(平成26)年の世相を振り返って

2014(平成26)年は振り返ってみると、かなり多くの出来事がありました。おそらく歴史に残る年だったと言えるでしょう。そこで思いつくまま、時系列で書いてみました。読むのにおそらく15分以上かかると思いますので、「ななめ読み」してください。

 

<1月>

・2020(平成32)年の東京オリンピック・パラリンピックの運営を担当する大会の組織委員会が発足し森喜朗元首相が会長に就任したのは1月のことでした。

 

・マー君こと田中将大投手がニューヨーク・ヤンキースに入団が決まったのも1月のことです。途中怪我でリタイアしたのは残念でしたが、日本で24連勝の実力をメジャーでも発揮してくれたと思います。

 

・さらには、走れる四番バッター・秋山幸二元外野手とトルネード投法の野茂英雄元投手とハマの大魔神・佐々木主浩元投手が野球殿堂入りを果たしました。1月17日のことです。

秋山は1986(昭和61)年の西武VS広島の日本シリーズ第8戦でホームランを打ちホームインするときのバック転は今でも強烈な印象がありますね。通算437本塁打も放っている上に303盗塁も走っています。

野茂は1990(平成2)年近鉄バファローズに入団以来4年連続最多勝、最多奪三振、日本で5年プレーした後メジャーのロスアンゼルス・ドジャースに入団しました。野茂は新人王獲得の他、ノーヒット・ノーランを2度達成する等、米国ファンの前でトルネード投法を鮮明に印象づけました。野茂の活躍が日本人選手の評価を上げたのは事実ですし、日本人メジャーの道を切り開いたパイオニアとして功績は極めて大きいと言えます。日米通算201勝。史上最年少の殿堂入りですね。

ハマの大魔神佐々木の体格はバレーボールやバスケットボールの選手ともまったくそん色ないくらいです。そんな長身の投手が落差の大きいフォークボールを投げてくるのですから、打者からみれば「2階から投げ降ろす」わけです。横浜(現DeNA)在籍中の1998(平成10)年には45セーブをあげ横浜の38年ぶりのリーグ優勝、そして日本一に大きく貢献しています。

 

・尖閣諸島および竹島について、文部科学省が「わが国固有の領土」と明記する改定を行いました。これにより中韓との関係はますますギクシャクしたと感じているのは私だけではないでしょう。

さらには、これが原因ではないでしょうが、中国のハルビン駅に安重根(アンジュングン)の記念館が設立されました。安重根とは日本の初代首相の伊藤博文を暗殺した人物です。朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領が昨年6月の習金平中国国家主席との中韓首脳会談の折に記念碑の建設を依頼したのがきっかけです。中国側は記念碑よりも大規模な記念館の設立で応じたものです。

 

・経団連の次期会長に東レの榊原定征(サダヨシ)会長(70歳)が就任することが決まりました。経団連の会長は選挙で決まるのではなく、現会長が指名権を持っており米倉弘昌現会長が榊原氏に打診し内諾を得ました。名門東レを復活させた経営手腕が評価されたようです。

 

<2月>

・2月は記録的な大雪が降りました。横浜でも40〜50cm以上も積雪があり、我が家の前の道路は一面銀世界。バレンタイン・デイがまさにホワイト・バレンタインになりました(笑)。私も4日間、延べ10時間以上雪かきをやりましたが、やり過ぎがたたりスコップの柄の部分をものの見事にへし折ってしまいました(大笑)。

 

 

・注目の東京都知事選は結局舛添要一氏の圧勝で幕引きました。得票数は211万2,000票を集めました。猪瀬前知事の433万票に比べると半分ですが、他の候補者、宇都宮健児氏の98万2,000票、細川護熙氏の95万6,000票、田母上俊雄氏の61万8,000票から見れば大きく引き離していますので、やはり圧勝でしょう。小泉純一郎氏の後押しで出馬した細川氏ですが、「原発ゼロ」はやはり過激だったと思います。タイミングが悪かったですね。また東京オリンピック反対もマイナスだったのでしょう。人口1,200万人を抱える東京都知事というのは小国の国王と同じです。北欧のデンマークとノルウェーの総人口を足しても東京都の人口の方が多いのです。したがって東京都の知事は一自治体の知事であっても、他の知事とは明らかに違います。その点をしっかりと自覚しながら舛添氏には都政を司っていただきたいものです。

 

・国連調査委員会は、北朝鮮の人権に関する報告書を公表しました。内容は、北朝鮮による外国人の拉致等に関して、国家政策に基づく組織的な人権侵害が裏付けられたとするものです。さらに11月には、国連総会第3委員会が人権状況を非難する決議案を採択しています。

 

ソチ・オリンピックが2月6日から23日まで開催され、日本は金1、銀4、銅3のメダルを獲得しました。金メダルはフィギュアスケート男子の羽生結弦選手です。スキージャンプ男子個人ラージヒルで41歳の葛西紀明選手が銀メダルを獲得したのは世のおじさんたちに勇気を与えました。期待されたフィギュアスケート女子の浅田真央選手は6位。前半のショートプログラムで転倒しましたが、フリーの演技は日本中に感動と勇気を与えたことはよかったと思います。森喜郎元首相の「あの娘はいつも大事なところで転ぶ」発言は不快でしたが、真央ちゃん本人が気にしていない(?)ようなのでこれも今となっては笑い話ですね。

 

・理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーらが1月に英科学誌ネイチャーに発表した「STAP細胞」の論文で、理研は一部に改ざんなどを認めた内部調査の中間報告を発表し、論文は7月に撤回され、8月には執筆者の1人だった笹井芳樹理研発生・再生科学総合研究副センター長が自殺しました。7月から続けてきたSTAP細胞は結局作製されず、小保方氏は12月に理研を退職しました。最近になって、STAP細胞はES細胞だったということが分かりました。やはり小保方氏をはじめ理研の関係者は、世間を騒がせたお詫びと事の経緯をきちんと説明しなければならないでしょう。

 

<3月>

佐村河内守氏にゴーストライターの新垣隆氏の存在が明らかになった事件も世間の注目を集めました。佐村河内氏は記者会見で逆切れし、新垣氏を訴えると言っていましたが、会見の内容もよく分かりませんでした。ずっと何十年も難聴でないのに難聴の振りをしていたということは、税務上「障害者控除」を受けていたことになるため、悪質であれば詐欺罪にもなりかねないですね。

 

・韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が演説で日本に慰安婦問題の解決を迫りました。朴大統領が、公開の場で慰安婦問題に直接言及して日本政府に解決を迫るのは初めてのことです。

 

・マレーシア航空機が乗員乗客計239人を乗せて北京に向かったものの3月8日、クアラルンプール空港を離陸後に消息を絶ちました。同機はインド洋に墜落したとみられましたが、南部で24mの物体が発見されたようですが、捜索は難航しました。

 

・袴田事件。DNA鑑定がこれほど大きくものを言ったことはかつてなかったでしょう。1966(昭和41)年6月に静岡県清水市(現静岡市)で起きた強盗殺人・放火事件の犯人に、当時放火されたみそ製造会社の従業員だった元プロボクサー袴田巌さんが強盗殺人・放火の疑いで逮捕された事件です。無罪の決め手となったのが衣類に付着していた血痕のDNA鑑定の結果、袴田さんのものではないということです。何故このような冤罪(えんざい)が起きたのでしょう。はっきりした証拠もないまま衣服に付着していた血痕を理由に、警察は自己保身のため犯人に仕立てた。そのために強制自白もさせています。DNA鑑定がなかったら袴田さんは死刑執行されていたかもしれません。

 

・拉致被害者の横田めぐみさんの両親の横田滋さんと早紀江さん夫妻がめぐみさんの娘とされるキム・ヘギョンさんと今月の10〜14日にモンゴル・ウランバートルで面会しました。今月3日に中国瀋陽で行われた日朝赤十字会談に合わせて行われた外務省の非公式政府間協議で合意していたようです。

 

・図書館に置かれていたアンネの日記の本が不心得者に破られた事件が起きました。30代の男が逮捕されましたが、「アンネの日記は、アンネ・フランク自身が書いたものではないと主張したかった」ことが犯行の動機のようです。

 

日米韓首脳会談の開催安倍首相および朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領が就任後1年を超えているにも拘わらず、首脳会談が行われていなかった異常事態からようやく脱却することになりました。米国オバマ大統領の仲介で開催されました。朴大統領が首脳会談に応じた理由は、安倍首相が国会答弁で、「村山談話」(終戦後50年の節目に時の首相村山富市氏が過去の侵略を謝罪した談話)の継承と「河野談話」{内閣官房長官だった河野洋平氏が1993(平成5)年に従軍慰安婦問題について、旧日本軍が関与し多くの朝鮮人女性に多大な苦痛と癒しがたい心の傷を与えたことに関する謝罪}を見直さないことを明言したことです。

 

・南極海における日本の調査捕鯨は、3月31日にオランダ・ハーグの国際司法裁判所にて現行方式での調査捕鯨中止の判決が言い渡されました。即ち、日本は全面敗訴の結果となったのです。日本の南極海における捕鯨の実態は科学的研究のための調査捕鯨ではなく、実態は商業目的であり国際捕鯨取締条約に違反しているというのがその理由です。

 

・選抜高校野球大会は龍谷大学平安高校が初優勝しました。平安といえば、元広島カープの鉄人・衣笠祥雄氏の母校で有名です。平安高校は夏の大会では3度全国制覇していますが、春の選抜は38度目の出場で初めての制覇です。だから平安といえば“春に弱い平安”というレッテルが張られていましたが、今回の優勝でやっとそのレッテルを剥がすことができました。38度目の出場での初優勝到達は史上最長ですね。

 

<4月>

・消費税が17年ぶりに4月1日より従来の5%から8%に引き上げられました。増税後は個人消費が低迷。国内総生産(GDP)は4〜6月と7〜9月の2四半期連続のマイナス成長となり、2015(平成27)年10月に予定されていた次の増税は見送りになりました。

 

オバマ米国大統領が4月24日に来日しました。国賓としての米国大統領が来日するのは18年ぶりのことです。安倍首相と安全保障面やTPP(環太平洋経済連携協定)交渉等の首脳会談を行いました。今回の会談で注目すべきは、沖縄県・尖閣諸島について、日米安全保障条約第5条の適用対象となることを自らの口で名言したことですね。

 

・化粧品会社ディーエイチシー(DHC)の吉田嘉明会長から8億円を借り入れた問題を巡って、みんなの党の渡辺喜美代表は4月7日に党の代表を辞任しました。党内からは辞任を要求する声が広がっていたこともあり、このまま代表の座に居座れば党の存続さえも危ぶまれると判断したためです。2010(平成22)年参院選前に3億円、2012(平成24)年衆院選前に5億円の計8億円を借り入れていたことが週刊新潮で報道されたことから発覚したものです。

 

・プロ野球は、今年も試合球の反発係数で疑惑が生じました。規定の反発係数を超えていたのです。外野フライかなと思われる打球がスタンドインするケースが増えていることから発覚したものです。支給しているミズノ社はちゃんと検査していたのでしょうか。選手も可哀そうです。特大ホームランをかっ飛ばしても反発係数が高いボールのお陰と評されてしまいます。今後はしっかりと検査をしてほしいものですね。

 

・韓国南西部珍島沖で4月16日、乗員乗客476名を乗せた旅客船セウォル号が沈没し、修学旅行の高校生ら304人が死亡しました。11月、殺人罪などに問われた船長に遺棄致死傷罪などを適用し、懲役36年の実刑判決が言い渡されています。

 

<5月>

・CHAGE & ASKAのASKAが覚醒剤取締法違反(所持)容疑で逮捕されました。9月には東京地裁で懲役3年、執行猶予4年の判決が言い渡されています。

 

・日本と北朝鮮両政府は5月29日、拉致された可能性の高い全ての日本人を対象に北朝鮮が全面調査を行うことで合意しました。それを受けて日本政府は7月、北朝鮮の特別調査委員会設置を確認し独自制裁の一部解除を決定しましたが、北朝鮮の報告は期限に間に合わず、年末現在まだありません。嘘の塊の国家ですね。。。

 

・インターネットの遠隔操作で4人が誤認逮捕された事件で、一度は逮捕された男が保釈中に証拠となるスマフォを証拠隠しのため土に埋めていたことが発覚したため、否認を翻して全面自供しました。

 

・ロスアンゼルスのリトルトーキョーが130周年を迎えました。5月19日にはリトルトーキョーでシンポジウムが開催されたそうです。リトルトーキョーは北米で最大の日系人の街として知られています。私も銀行員時代ロスアンゼルスに約5年暮らしましたので、懐かしく思い出されますね。

 

石原新太郎氏と橋下徹氏が協同代表を務めていた日本維新の会が分裂しました。もともとこの2人意見合うのかなといぶかっていた人たちが多かったと思いますが、やっぱりかという印象です。わずか1年半の決裂ですね。理念の違う人は所詮スクラムは組めないということがよく分かりました(笑)。具体的には、結いの党との合流を目指す橋下氏に対し、石原氏が合意しなかったことが原因のようです。橋下氏らは、9月に結いの党と合流して「維新の党」を旗揚げしました。

 

・南シナ海で中国船とベトナム船が激突しました。国際社会からは中国の一方的な海洋益の主張との批判もでています。このパラセル(西沙)諸島の海域は以前から中国とベトナムが領海争いをしてきた地域で、中国がこの海域で石油掘削を始めていたことが原因と見られています。中国とベトナムで主張が食い違っています。

 

<6月>

「富岡製糸場」(群馬県)が国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会によって6月21日、世界文化遺産に登録されることになりました。

 

・プロ野球の交流戦は巨人が2年ぶりに優勝しました。交流戦というといつもパ高セ低で、ひどいときは上位6位までをパが独占し、7位以下がすべてセという年もありました。今年はパの71勝70敗3引き分けとほぼ拮抗しました。やっぱり、ダルビッシュやマー君が抜けた影響もあるのでしょう。

 

・南米ブラジルで4年に1度の祭典サッカー・ワールドカップの戦いが世界中のサッカーファンの心を熱くしました。ブラジルと日本とは12時間の時差があるので、私をはじめ多くの日本人を睡眠不足にさせました(笑)。

 日本は残念ながらグループリーグ突破は叶いませんでした。2敗1引き分けは前々回のドイツ大会と同じです。大会前の親善試合ではできたことも本番では4年間やってきたことをさせてもらえず、世界との差をまざまざと見せつけられた結果に終わってしまいました。日本のメンタルの弱さも露呈し、攻撃的サッカーの弱点であるカウンター攻撃に対する守備のもろさもコロンビア戦では露呈しました。日本にとっては多くの課題を残したワールドカップだったですね。

 

野々村竜太郎兵庫県会議員が記者会見で不自然な政務活動費の支出を追及されて号泣記者会見を行いました。何度見ても笑えますね。。。地方議会の政務活動費の不透明度が問題となりました。

 

・6月29日、中東でイスラム国がイラクとシリアにまたがって設立され、世界中で戦闘員が集められました。イスラム国はイラク国内の都市を次々と攻略したため、オバマ大統領はイラクからの要請に基づいて空爆を実行しましたが、報復措置としてイスラム国は2人の米国人ジャーナリストを殺害しました。

 

<7月>

・DNA型鑑定で血縁関係がないと判明した場合でも、法律上の父子関係を無効にできるかどうかが争われた訴訟で、最高裁は「父子関係は無効にできない」との判断を示し、注目されました。

 

・教育事業大手のベネッセが「進研ゼミ」などの顧客情報が大量流出した可能性があると発表したのは7月9日のことでした。流出は最大約3,500万件だそうです。恐ろしいですね。

 

・7月15日の日銀金融政策決定会合で、黒田総裁は景気動向は消費税増税による駆け込み需要の反動が見られるものの、基調的には緩やかな回復を続けているということで現状維持を継続することを決定しました。

 

・中国上海の食品加工会社(上海福喜食品)が品質保持期限の過ぎた鶏肉を使用していたことが判明。これを受けて日本マクドナルドは「チキンマックナゲット」の全体の約2割が上海福喜食品製であることを公表し、上海福喜食品が製造したチキンナゲットの販売を中止すると発表しました。

 

舛添東京都知事が訪韓しました。そして朴槿恵大統領とも面談したようです。それにしても安倍首相と朴大統領。ともに就任後1年半以上が経過しているにも拘わらず今まで1度も首脳会談を開いていないのに、何故舛添知事なんでしょう。舛添知事は何しに韓国に行ったのか理解に苦しみます。東京都民は舛添知事の訪韓まで期待して投票したとは思えません。

 

マレーシア航空機の旅客機が7月17日にウクライナ上空東部で親ロシア派武装勢力によって撃墜され、乗客乗員295名全員が死亡しました。ただその撃墜が誤射だったという説が浮上してきたようです。よりによって何故またマレーシア航空機なのか、そして戦闘状態の国の上空を何故飛行していたのか。最短距離かもしれませんが、このような状態の国の上空では何が起きるか分かりません。米国の航空業界ではこの上空は飛ぶなという通達も出ているくらいです。

 

<8月>

朝日新聞が、東京電力福島第一原子力発電所事故に関する「吉田調書」の記事を撤回しました。吉田調書とは、この東電福島第一原発事故を巡り、政府の事故調査・検証委員会が、吉田昌朗(よしだまさお)元所長を聴取しその経緯を語った内容をまとめたものです。朝日新聞の木村伊量(きむらただかず)社長は今月11日に、読者と東電の社員に謝罪しました。

5月20日に報道されてから、4か月も経った時期に、他誌が報道し始めてから自社で調査し発表するという対応の遅さも問題ですね。今回の報道は海外メディアも取り上げていますが、朝日新聞のこの誤報は朝日新聞だけでなく、日本のメディアの信用失墜にもつながりかねませんね。

木村社長は同時に慰安婦問題についても記者会見で謝罪しました。誤った記事を掲載し訂正が遅きに失したことについて読者にお詫びすると謝罪しましたが、木村社長の会見には本気度は伝わってこないと感じたのはきっと私だけではないでしょう。

 

・8月20日、広島市北部で大規模な土砂崩れが発生しました。多数の住宅が倒壊し、74人の市民が犠牲となりました。

 

・昭和天皇の生涯を記録した「昭和天皇実録」が完成しました。8月21日、天皇、皇后両陛下に献上されました。12,000ページを超える超大作で、歴代の天皇実録の中では最大なんだそうです。それだけ昭和という時代が激動だったことを物語っていますね。

 

・夏の全国高校野球選手権大会は大阪桐蔭高校の2年ぶり4回目の優勝で閉幕しました。大阪桐蔭は8回の出場だけなので、優勝確率は驚異の5割ということですね。

 

・「軟式の甲子園」と呼ばれる全国軟式高校野球選手権大会の決勝が兵庫県明石球場で8月31日行われ、中京(東海・岐阜)が三浦学苑(南関東・神奈川)を2-0で破り優勝を決めましたが、それに先立ち行われた準決勝の中京崇徳(西中国・広島)の試合が延長50回まで勝負がつきませんでした。準決勝で50回をひとりで709球を投げ抜いた中京の松井投手は決勝でも4回から再び登板し、9回まで投げ抜きました。このタフさにはただただ頭が下がる思いがします。

 

<9月>

スコットランドの独立を巡って英国で住民投票が行われ、独立賛成票が約160万であったのに対し、反対票は約200万票が集まり、独立は一応回避されました。独立は回避できたものの、スコットランドの住民の4割以上が独立を支持した現実を鑑み、賛成派とどう向き合っていくのか、国家求心力をどうやって維持していくのか、キャメロン首相の今後の課題も重いでしょう。

 

・9月27日午前11時53分、長野、岐阜両県境にそびえる御嶽山が噴火しました。山頂付近にいた多くの登山者が噴火に巻き込まれ、57人が死亡、6人が行方不明となりました。御嶽山は私のかつての実家(名古屋市千種区)の2階から晴れているときはくっきりと望むことができたので、この噴火は悲しいですね。

 

・iPS細胞から作った網膜の細胞を、眼の難病「加齢黄斑変性」の患者に移植する臨床研究の手術をおこなったと理化学研究所の発生・再生科学総合研究センターと先端医療センター病院が、9月12日に発表しました。iPS細胞を

使用した再生医療は世界初なんだそうです。

 

・錦織圭選手が、テニスの四大大会の一つ全米オープンテニスで見事準優勝に輝きました。過去には佐藤次郎選手および伊達公子選手のベスト4が最高でしたので、錦織選手の準優勝はお見事ですね。

 

小渕優子経済産業相および松島みどり法務相が9月21日、大臣辞職を安倍首相に申し出て受理されました。後任は宮沢洋一自民党政調会長代理が経済産業相に、上川陽子元少子化相が法務相に就任することが即日発表されました。真相はまだ明らかにはされていませんが、率直に言って「またこんなことやっているのか」、「懲りん連中だな」と思います。怒りもこみ上げてきますね。「政治とカネ」問題は永遠のテーマですね。

 

<10月>

・50年前の東京オリンピックの開会式(10月10日)に間に合わせるため、東海道新幹線(東京―新大阪間)が10月1日に開通してから50年の年月が経ちました。新幹線も50歳です。延べ56億の人を運びました。すごいのは乗客の死亡事故はゼロだということです。

 

・青色発光ダイオード(LED)を開発した名城大学の赤崎勇教授と名古屋大学の天野浩教授、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授の3氏にノーベル物理学賞を贈ると発表されたのは10月7日のことでした。1度に3人の受賞は快挙ですね。。。

 

巨人がセ・リーグV3達成36度目(1リーグ時代を含めると45度目)の優勝を遂げました。それにしても今年の巨人は優勝するにふさわしくないチームだったと思います。チーム打率はリーグ最下位で分かるようにまったく打てませんでした。それでも優勝してしまうところが巨人の強さなんですが、強かったというよりは他のチームがだらしなかったと表現した方がいいと思います。象徴的なのは、2位の阪神やカープに0.5ゲーム差まで肉薄された試合には絶対に負けませんでした。よく土俵際まで押され徳俵に足が引っ掛かってから逆転するという強さでした。逆に考えるとこのような勝ち方ができるのは底力があるからです。弱いチームにはできない芸当です。苦しみ抜いての優勝なので原監督も喜びが倍増しているかもしれません。

 

ソフトバンク・ホークスが南海、ダイエー時代を含め6回目の日本一に輝き

ました。クライマックス・シリーズでセ・リーグの覇者巨人を破って日本シリ

ーズに進出した阪神ですが、ホークスとの3度目の対決でもまた敗れ、「3度目

の正直」にはならず、逆に「2度あることは3度ある」という結果になってしま

いました。西岡の守備妨害で打者アウトになり、幕切れがあっけなかったです

ね。あれだけ好調だった阪神打線も第2戦の若手の武田投手の縦に大きく曲が

るスライダーで抑えられてからは、まったく変化球に対応できなくなり、第2

戦以降は4試合で4点しか奪えなかったことが敗因ですね。

 

・日本ハムの大谷翔平選手は、投げては10勝、打っては12本塁打と、いずれ

も2桁はベーブ・ルース以来なんだそうです。本当に二刀流が順調に進んでい

るということです。投手が打席に立てるセ・リーグに在籍していたら面白かったですね(笑)。

 

・産経新聞社前ソウル支局長が、同新聞のサイトに掲載したコラムで韓国の朴槿恵大統領の名誉を毀損したとして、10月8日ソウル中央地検に在宅起訴されました。

 

・FRB(米国連邦準備理事会)がFOMC(連邦公開市場委員会)を開き、9月29日(日本時間30日)量的緩和策を10月いっぱいで終了すると発表しました。リーマン・ショック以降続けられた超金融緩和政策はとりあえず節目を迎えたことになり、これにより米ドルの買いが進み円相場は再び109円台をつけました。さらには、10月31日には日銀が追加で金融緩和策を賛成多数で決定しました。まったく予期していなかったことなので、市場は驚き株価は急騰、一時870円超も上昇し、円相場は11月に入ってから一段と円安が進み一時120円台に乗りました。

 

・スーパーマーケットの先駆者ダイエーの名前が流通業界から消えることになりました。親会社のイオンがダイエーを100%子会社にし、2018(平成30)年を目処にイオンブランドに切り替えるからです。

 

・早稲田大学の有原航平投手は4球団(日本ハム、広島、DeNA、阪神)が競合の末、日本ハムが交渉権を獲得しました。早稲田の先輩斉藤祐樹投手はますます出番がなくなるかな・・・。済美高校の安楽投手はヤクルトと楽天の2球団が競合し、楽天が交渉権を獲得しました。

 

<11月>

・中国漁船が赤サンゴの密漁目的で大挙小笠原諸島近海に押し寄せ、日本の排他的水域で密漁したということで、中国漁船の船長が相次いで逮捕されました。赤サンゴは宝飾品となる希少な宝石サンゴで、中国では国内法でサンゴの採取は厳しく禁じていて、パンダと同じように国が重点的に保護している生物だからです。

 

・25年前の11月9日は、東西冷戦の象徴だったベルリンの壁が崩壊された日です。ついこの間の出来事のような気がしていましたが、既に四半世紀が経ったということですね。

 

習近平国家主席との日中首脳会談が10日北京で開催されました。実に3年ぶり、安倍首相が就任して初めてという異常事態からとりあえず脱しました。尖閣諸島問題や歴史認識問題、靖国参拝問題、さらには最近の密漁船問題等々、問題山積しています。

 

・地方銀行最大手の横浜銀行と第二地銀の東日本銀行が経営統合で合意し、11月14日発表されました。持ち株会社を2016(平成28)年4月に設立し、本社を東京都内に置くようです。店舗数は285店舗、合算の預金量は約15兆7,928億円となります。この経営統合により、ふくおかファイナンシャル・グループを抜いて地銀グループの中ではトップになりますね。

 

・横綱白鵬が九州場所で優勝し、あの昭和の大横綱大鵬の優勝回数32回に並びました。大鵬の32回の優勝回数は不滅の記録だとずっと思っていましたので、つくづく「記録は破られるためにあるんだなあ」ということを実感しました。

 

・トリノ・オリンピックの女子フィギュアスケートの金メダリストで、プロスケーターの荒川静香さんが今月6日に女児を出産しました。自らプロデュースしたアイスダンスでもお腹が大きい状態で出演しておりましたが、無事出産できてよかったですね。未来の金メダリストを育ててほしいですね。

・メジャー・リーガーの松坂大輔投手が日本球界に復帰することが明らかになりました。古巣西武ではなく、ソフトバンクです。松坂は西武時代の8年間で108勝64敗、防御率2.94。メジャーでの8年間では、56勝43敗、防御率4.46で、日米通算164勝103敗、防御率3.48。現在所属のメッツでは中継ぎでの登板が多く、先発にこだわりをもつ松坂にとって、先発投手を補強ポイントに掲げていたソフトバンクとの思惑が一致したものと思われます。

<12月>

・12月1日、米国の格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスが日本国債の格付けをA1(シングルA1)に引き下げました。21段階中、上から5番目になります。安部首相が消費税増税を見送ったことで、国債残高減少にブレーキがかかり財政再建が遠のいたとの見方から引き下げたものです。

・円相場が120円台に乗りました。7年4か月ぶりのことです。12月5日のニューヨーク市場では121円台にまで乗りました。10月頃の円相場は100円台前半から半ばあたりで推移していましたが、火をつけたのは10月末のサプライズの金融緩和がきっかけです。ほとんど無いに等しい円金利で運用するぐらいだったら、安部首相の消費増税見送りも円安の背中を押していますね。

 

・12月13日は77年前の1937(昭和12)年、大虐殺が行われたされた南京事件が起きた日として中国では「国家哀悼日」と制定され式典が行われました。習近平国家主席は30万人の仲間が日本軍によって殺害されたと主張し、歴史問題を巡って対日圧力を強める姿勢を強調しています。「反日」を強調することで政権の求心力を強めているのでしょう。

 

・ロシアの通貨ルーブルが暴落しています。年初から約50%も下落しています。8月頃から原油価格が下落していますが、ロシア経済は原油や天然ガス等の地下資源の輸出に頼っているため、原油安はロシア経済を悪化させる要因になります。

 

・1914(大正 3)年の12月20日に東京駅が開業し、今年(2014年)で100歳になりました。新橋-横浜間で始めて鉄道が開業したのが1872年ですので、東京駅は新橋駅(当時は現在の汐留辺り)や横浜駅(現在の桜木町あたり)よりも40歳以上も若いことになりますね(笑)。 100周年の記念スイカが販売されましたが、不手際があったようですね。

 

・朝日新聞社の従軍慰安婦問題を巡る報道を検証するための第三者委員会の報告書が12月22日公表されました。1982(昭和57)年の済州島(チェジュド)で女性慰安婦の強制連行とした吉田清治証言に基づく一連の記事を、今年の8月5〜6日の特集記事を掲載したときにやっと取り消したことを、報告書は読者に対する不誠実と非難しました。

朝日新聞の一連の報道は、日韓関係を悪化させただけでなく国際社会における日本の立場と名誉を著しく傷つけたことの責任は極めて重いことを肝に銘じ、新聞の影響力の大きさをもっと謙虚に受け止めなければならないでしょう。

 

・米国ソニー・ピクチャーズエンターテイメントが製作し、公開予定だった金正恩第一書記を暗殺することを題材にしたコメディー映画「ザ・インタビュー」の上映が12月25日で全米各地で始まりました。ソニー・ピクチャーズがサイパー攻撃や上映館への脅迫で一時は公開中止を決めていましたが、結局上映に踏み切りました。

 

・法人税の実効税率(現行34.62%)の引き下げを2015(平成27)年度は2.51%で、2016(平成28)年度までに、3.28〜3.29%引き下げる方向で調整に入りました。政府・与党は諸外国に比べ高いと言われているわが国の法人税の実効税率を5年以内に20%台に引き下げる目標を掲げています。

 

・「アベノミクス解散」といわれた今回の衆院選。消費税増税先送りの是非を問うということで実施されましたが、投票率が戦後最低の52.66%でした。そもそも何故そうなったのか。一つには野党があまりにもだらしなかったこと。アベノミクス解散と言っても賛否両論が共存したわけではありません。争点がはっきりしていなかったことが大きかったと思います。予想とおり与党が圧勝しました。それを受け、12月24日夜、第3次安倍内閣が発足しました。9月に発足した第2次からは17人が再任されました。戦後史上最低の投票率でしたが、圧勝したのはやはり追い風でしょう。

 

 

今年も多くの著名人が亡くなりました。

・ルパング島から帰還した元陸軍少尉で最後の日本兵と言われた小野田寛郎氏が1月16日に亡くなりました。横井庄一氏とともにジャングルで25年以上も過ごしてきたことに今でも驚きを覚えます。

 

・スポーツ根性ドラマの草分け「巨人の星」の主人公・星飛雄馬の親父星一徹の声を担当していた加藤精三さんが亡くなったのは1月17日のことです。鼻の詰まったような独特の声でしたので印象深いですね。

 

・人気アニメ「サザエさん」のお父さん波平の声を担当した声優の永井一郎さんも亡くなりました。1月27日のことです。82歳でした。

 

ミスター(長嶋茂雄の東京六大学時代からのライバルだった早大出身で元中日の森徹氏が亡くなったのは2月6日のことでした。プロ2年目にはミスターを抑えて本塁打王と打点王を獲得するなど、久々に中日に誕生したスター選手だったのですが、当時の濃人監督との折り合いが悪く中日を追い出され、不遇のプロ野球人生を送ったのは何とも気の毒でした。

 

・「ザ・ガードマン」のキャップ役宇津井健さんも3月亡くなりました。かっこよかったですね。晩年は「渡る世間は鬼ばかり」の岡倉大吉役をやっていました。

 

人間風車といえば、プロレスのオールドファンならすぐに思い浮かぶと思います。ジャイアント馬場アントニオ猪木ジャンボ鶴田あるいはストロング小林グレート草津、サンダー杉山らと名勝負を繰り広げた伝説のプロレスラービル・ロビンソン氏が亡くなったのは3月のことです。75歳。とても紳士的なレスラーで日本にも多くのファンがいました。得意技は人間風車(ダブルアーム・スープレックス)と呼ばれ、日本で初めて披露したのは初来日した1968(昭和43)年で、観客の度肝をぬくほどの必殺技でした。

 

・1960年代に大ヒットしたテレビドラマ「チャコちゃん」シリーズのチャコちゃん役をやっていた四方晴美さんの実父の安井昌二さんが今月3日亡くなりました。85歳。チャコちゃんシリーズでもチャコちゃんのパパ役として出演していました。

 

・グループサウンズが大流行した1960年代後半、その中でもタイガースと人気を二分していたザ・ワイルド・ワンズの主にキーボードを担当していたチャッピーこと渡辺茂樹さんも亡くなりました。62歳。グループサウンズは当時若い女性を失神させるほどの大ブームとなりましたが、その中でもチャッピーはタイガースのジュリーこと沢田研二とテンプターズのショーケンこと萩原健一とともに若い女性の人気を三分していました。

 

・大相撲の元大関の前放駒親方が5月18日に亡くなりました。66歳。魁傑と言えばまさに真面目な努力家で大関に昇進後、ケガに苦しみ一旦平幕に落ちながら、再度大関昇進を果たしています。元々、柔道家だったのですが、日大1年生のときに思い切って大学を中退し角界入りしました。魁傑は稽古場でも本場所でも土俵態度はまさに真面目一本槍。休場は試合放棄と同じだからといって現役時代は一度も休まなかったことでも知られています。だから現役時代は“クリーン魁傑”と呼ばれるほどでした。相撲協会でも要職を務め、2010(平成22)年には理事長に就任。野球賭博や八百長問題で揺れた2011(平成23)年春場所を中止させ、八百長に絡んだ力士の首を切ったことは放駒理事長の英断でしょう。息子とゴルフ練習中に倒れたまま逝ってしまったそうです。

 

・俳優の林隆三さんが6月4日に亡くなくなりました。70歳。私が強く印象に残っているのは木下恵介アワーの「あしたからの恋」というドラマ(1970年)で主役の新藤英太郎演じる頑固おやじの息子役での出演です。とてもかっこよかったですね。でも私は妹役で出演していた尾崎奈々さんのファンだったのがその番組を視ていた理由ですが(笑)。関口宏さんとは高校(立教高校;現立教新座高校)の同級生なんだそうですね。

 

・天皇陛下のいとこの宜仁親王殿下が6月8日、急性心不全で逝去されました。66歳。

 

・8月5日、理研発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹副センター長が先端医療センターの関連施設内で自殺しました。

 

・大相撲の前二所ノ関親方の元関脇金剛が8月亡くなりました。65歳。金剛といえば口から生まれたようなお相撲さんで現役時代にはよく「ほら吹き金剛」といわれたものでしたが、1975(昭和50)年名古屋場所では見事平幕優勝を遂げています。 “北の湖キラー”としても名をはせていました。

 

・8月29日、元小結竜虎も亡くなりました。73歳。竜虎といえば、長身で今風の言い方をすればイケメンのお相撲さんでした。相手の機先を制する猛烈な突っ張りからの肩すかしやはたきこみは鋭かったですね。

 

・1964(昭和39)年の東京オリンピック開会式の聖火といえば、最終走者を務めた坂井義則さんが9月10日亡くなりました。69歳。1945(昭和20)年8月6日広島生まれということで最終走者に選ばれた選手でした。2020(平成32)年がさぞかし待ち遠しかったことでしょう。

 

・戦前の満州国で、中国人であることを隠して歌手、女優を続けていた山口淑子さんが9月7日に亡くなっていたそうです。94歳。後に参議院議員を18年間務めています。

 

・「一卵性親子」といわれた宮沢りえの実母宮沢光子さんが亡くなったのは9月23日のことです。65歳。

 

・国会で女性として初めて議長を務めた社民党の土井たか子さんが亡くなったのは9月20日のことです。85歳。1969(昭和44)年に初当選して以来、連続12回、36年間議席を守りました。まさに社民党の顔でした。

 

・日本映画界のスター、高倉健さんが11月10日83歳で亡くなりました。出演作品の多くが前科もの役だったそうですね。追悼映画が数多く上映され、偉大さを改めて感じました。

 

・「仁義なき戦い」シリーズなどのやくざ映画で一世を風靡した俳優の菅原文太さん亡くなりました。81歳。11月1日のことです。

 

・元NHKアナウンサー生方恵一さんが81歳で亡くなったのは12月15日のことです。生方さんといえば、紅白歌合戦で都はるみを「ミソラ」と一瞬言いかけたハプニングで知られています。

 

2014(平成26)年もいろいろなことがありました。新しい年2015(平成27)年が良い年であることを願います。

【やさしい税務・会計・経営ニュース】

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【1】事例で学ぶ4コマ劇場

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【2中小企業の売上・経常利益の状況(1)

https://www.mykomon.com/contents/viewNews.do?code=5006175

 

【3】中小企業の売上・経常利益の状況(2)

https://www.mykomon.com/contents/viewNews.do?code=5006176

 

【4】青色申告承認申請及び特別控除額

https://www.mykomon.com/contents/viewNews.do?code=5005951

 

【5】課税売上割合に準ずる割合 課税事業者となった課税期間からの適用は?

https://www.mykomon.com/contents/viewNews.do?code=5006199

 

【6】監査役の業務範囲と登記(平成26年11月30日現在)

https://www.mykomon.com/contents/viewNews.do?code=5006115

 

【7】登記と登録免許税

https://www.mykomon.com/contents/viewNews.do?code=5005586

 

 

【8】相続時精算課税制度と農地等の相続税の納税猶予

https://www.mykomon.com/contents/viewNews.do?code=5006122

 

【9】10月より社会保険の資格取得時に本人確認が求められています

https://www.mykomon.com/contents/viewNews.do?code=5006045

 

【10】医療法人での通所リハ開設

https://www.mykomon.com/contents/viewNews.do?code=5005962

 

 

 

新連載コーナー

【歴史人物列伝】

第29回 〜明智光秀の巻(その2)〜

「前回は1回お休みさせていただいた。悪かったな。」

「ああ、いいよ。なかなか話のネタは難しいもんな。」

「今回は前回の続き、本能寺の変は光秀の信長に対する恐怖心から生まれたものだ。と話した。それについて検証してみたい。」

「頼む。」

「1580(天正8)年、信長は石山本願寺の攻略に成功した。その直後に2人の宿老の首を切った。佐久間信盛林通勝の2人だ。」

「2人とも父信秀のころから仕えてきた重臣だな。」

「そうだろ。長年織田家のために仕えてきたこの2人を信長はいとも簡単に追放してしまった。」

「何故追放したんだ?」

「まず信盛には5年間まったく功績をあげていないことを咎めている。通勝に至っては信秀が亡くなった1551(天文20)年から始まる家督争いで、弟信行についたとする謀反の罪を問うた。」

「そんな30年も昔のことを今さら咎めてどうするんだ。」

「誰だってそう思うだろ。追放された本人たちはもちろんだが、それを目の当たりにした周りの重臣たちはどう思う?」

「びびるな。」

「武田征伐の時は活躍できず、同じ立場だけど信長に仕えた時期が最も遅い光秀にとって、追放の恐怖に縮み上がる気持ちも理解できるよな?」

「ああ、よくわかるよ。」

「確かに光秀に落ち度はない。でもいくら合理的で優秀な光秀とて、そんなにいつもいつも功績をあげられるかどうかは分からない。いつ自分も同じように追放されるかわからないと不安に持つのは何も光秀じゃなくても誰でも同じ感情をいだくだろう。」

「確かに。」

「光秀が信長を恐れたというか不信に思ったのはもう一つ理由がある。」

「何だ?」

「それは1581(天正9)年、信長は京都において正親町(おおぎまち)天皇の前で馬ぞろえ、即ち軍事パレードをやったことがあったんだ。信長が一般民衆の前で実力を示すためにやったんだが、本当の目的は正親町天皇の前で自分の実力をアピールするためのものだったんだ。」

「そうなのか。」

「元々信長は朝廷に対して友好的で、豊富な資金を惜しむことなく朝廷に献上していたんだが、実はカネを出したが同時にちょっかいも出したんだ。石山本願寺の追放は天皇の命令ということになっているが、実際は裏で信長が糸を引いている。普段から信長からカネを献上してもらっていたので、朝廷も信長に逆らえなかったんだ。」

「“政治とカネ”はこの頃からあったんだな。(笑)」

「信長がカネも口も出し続けるもんだから、次第に正親町天皇と信長の関係はひびが入ってくるようになる。そのうち信長は正親町天皇に対して、出るのをやめろとまで言い出したんだ。」

「なるほど。」

「ところで、教養人である光秀は以前から朝廷との交渉事を信長から命じられていたよな。」

「そうだったな。有能な人間は重要なポストに就くことができるんだな。」

「ああ、長年交渉役をやってきた光秀は何とか信長と正親町天皇との仲を取り持とうと骨を折ってきたが、それも叶わずこれまでの貢献や努力が無にされているような気持ちになってもおかしくなかったんだ。」

「それで光秀の信長に対する不信感が芽生えたということか。」

「そういうことだ。」

「でもそれくらいのことで謀反を起こす気になるか?」

「いやならないよ。もう一つ理由がある。ところで、本能寺の変の前と後で誰が一番得したかわかるか?」

「秀吉か?」

「一般的には秀吉と言われる。だから“秀吉黒幕説”のような物的証拠がなくても出て来る。だが、そうではない。」

「じゃあ誰なんだ?」

「それは長宗我部元親なんだ。」

「長宗我部元親って四国のか? なぜなんだ?」

「本能寺の変は1582(天正10)年6月1日に起きているよな。もし本能寺の変が起きていなかったら、信長は翌日の6月2日に長男の信忠丹羽長秀に四国の長宗我部を討伐させるよう以前から命じていたんだ。」

「ところが、本能寺の変が起きてしまったもんだから元親は命拾いした。即ち得をしたということか。」

「ああ、そうなんだ。でももともと元親と信長は敵対関係になる前は同盟を結んでいて、その交渉役を光秀が担当していたんだ。その一例が、光秀は重臣の斉藤利三の義理の妹を元親に嫁がせた。さらには、元親と義妹との間に生まれた子供の名前もわざわざ信長の“信”を取らせて信親と命名させている。このようにして何とか取り持ってきたんだ。」

「そこまで光秀が苦労してきたにも拘わらず、友好関係から一転元親を攻略すると方針変換した信長に対して、光秀は不信感が一気に爆発してしまったということか。」

「そういうことだ。面目丸つぶれだよな。大坂に四国討伐軍が集結する直前を見計らって、光秀は本能寺を襲撃したんだ。」

「なるほどな。そういうことか。」

「とりあえず、今回はこの辺でやめておく。次回は光秀が本能寺の変のあとわずか10日あまりで滅ぼされてしまった訳について検証してみたい。」

「そうか、わかった。」

 

<本能寺焼討之図 出所:ウィキペディア>

 

〜つづく〜

 

 

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━

先月15日、新橋で高校時代の先輩と久々に会い忘年会をやった後、SL広場を通りかかったら何と「街角インタビュー」を受けてしまいました。この時季なので「消費税が増税されて忘年会の予算はさがりましたか」だとか「今回の衆院選の結果はどう思いますか」といったような質問だと思っていたら、さにあらず。「女性にクリスマス・プレゼントを贈って後悔したことはありますか」という質問でした。酔っていたので何を答えたのかあまり覚えていませんでしたが、翌週22日朝の報道番組「いっぷく」で放映されてしまいました。。。(笑)

 


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宮地会計事務所所長(税理士・経営士・ファイナンシャルプランナー)

産業能率大学情報マネジメント学部現代マネジメント学科通信教育課程 教授(非常勤)

東京地方税理士会制度部 参事

東京地方税理士会戸塚支部 経理部副部長

特定非営利活動法人 日本経営士協会 幹事

特定非営利活動法人 ビジネス・ネットワーク・ジャパン 副代表理事

関東学生バドミントン連盟 会計相談役

三田バドミントンクラブ 会計監査役

            宮 地 昌 之

   〒245-0002横浜市泉区緑園4-2-1

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http://dir01.keiei.ne.jp/dir/miyachi-kaikei/(経営コンビニ)

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http://www.stockweather.co.jp/kingdom/univ/special_schedule_soa.html(FP継続セミナー)

http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%AE%E5%9C%B0-%E6%98%8C%E4%B9%8B/e/B004LUEI3U(「デリバティブは危険じゃない」)

http://www.sanno.ac.jp/univ/library/publication/rakc1q0000001tgx-att/330202.pdf{「現行消費税制度が抱える逆進性と益税問題」(研究ノート)H25年2月}

http://www.sanno.ac.jp/univ/library/publication/rakc1q0000001tgx-att/340103.pdf

{「国際的二重課税排除 〜外国税額控除制度の役割と問題点〜」(研究ノート)H259月}

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